他律神経の日記

犬が好きです。

2021年7月18日 この世にはもう綺麗な鏡がない

 日曜日、晴れ。労働、昼から。

 深夜、『ラ・ボエーム』を読み終えた。いや、もしかするともっと前だったかも知れない。最終章だけ何だか読む気になれなかった。最終章のためにそれまでの章があるような小説だった。あるいは、最終章のために、それまでの章の読後感、解釈が変更を迫られるような。昼から労働へ。労働強度は低かったが、突然の依頼が2件ほどあり、若干、焦った。少しミスをした。ほんの少し。僅かに。安い弁当を食べる。こう書いて、安い弁当を食べたという記憶しかないことに気づく。カップラーメンと何かサラダだったか。人生を丁寧に生きていない。帰路、オフィスビルのガラスを鏡の代わりにしてダンスの練習をする少女たちを見た。喫煙所の近くでガムを踏んだ。この街は私の街ではない。帰宅。犬が疲れているのか、起きてこない。よく眠れるようになったのなら、良いことだと思う。