他律神経の日記

犬が好きです。

2021年5月26日 SFの癒やしは聖典の最後の審判についての記述を読むのに似ている

 水曜日、晴れのち雨。労働、昨夜から朝、そしてまた夜から。

 労働強度が低いため、資格の勉強をしてから『三体Ⅲ』の上巻を読む。出版物の発売日が待ち遠しいなどと思ったのは本当に少年の頃以来のような気がする。しかも裏切られなかった。帰宅後はさすがに読む気力がなく、就寝。また起きて労働へ。ここで下巻を買うべきだったが、鞄が重くなるので購入せず。後悔先に立たず。労働強度はやはり低く、時間があったので、『三体Ⅲ』を読む。上巻を読み終えてしまい、仕方なく資格の勉強をする。

 こういう巨大なスケールの小説はまさに大陸の思想という気がする。そしてそれが生活に疲れ果てた者を癒やす。人間は矮小だが、矮小であるがゆえに、何故存在しないのではなく存在するのかという問いが頭を擡げる。そしてそれが生活に疲れ果てた者を癒やす。