他律神経の日記

犬が好きです。

2021年6月9日 人が住んでいない建物はすぐに腐敗する、魂の住んでいない生活はすぐに腐敗する

 水曜日、晴れ。休日。

 深夜3時に起きる。特に何もしていない。時間は飛ぶ。少し寝て、朝起きて、部屋を片付ける。意味もなくコンビニへ行く。しかし意味の否定もまた意味だ。離れの窓を開ける。人が住んでいない建物はすぐ腐敗する。書類を整理する。この日には終わらず人生の節目、岐路の選択の結果がだいたいA4一枚の紙に印刷されている。入学の云々、内定通知、退職、シフト表、小説公募の講評等々。殺してきた可能性の亡霊が部屋に充満し始める。犬と散歩に出る。帰宅すると1時間半経っていた。散歩中は時計も見ないしスマートフォンも見ない。こういうふうに人生が終わればいい。神の前に立つと何十年が過ぎていた。

 毎日がわけのわからないうちに終わるので、日毎にメインのタスクを決めておくのがいいと思った。人はこういうことにいつ気づくのが普通なのだろうか。