他律神経の日記

犬が好きです。

2022年2月24日 グローバル飢餓ゲーム社会

 木曜日、晴れ。強風。固定資産税の支払い、携帯回線を変更、犬と散歩、部屋の片付け、英語、中国語、読書。集中力を欠く。

 22日が今の職場の最終出勤日だった。特に感慨はなかった。疲労と、僅かの不安だけがあった。しばらく暮らしていく金はある。生活を整えなおしている。ようやく携帯回線を変えることができた。半年くらい前からやろうと思っていたが、疲労のあまりできなかった。ただそれを為しただけで若干の高揚感があった。犬と散歩にも行った。公園を走った。それから部屋の片付け。抜け毛と埃が床に置かれたものを縁取るように、あるいは覆うようにして溜まっていた。「普通の生活」とは何であるのだろうか。これほど多くのものを犠牲にして得られるものの価値。考えてしまう。『教養としての金融危機』を読む。さらに多くのことをできるようにしていこうと思う。人に会ったりもしたい。ただ、自己規律はサラリーマンであったころよりも強く求められると思う。習慣の力。ただし、何もかもゆっくりと行うことにする。そういえば母がペット可の老人ホームか、ペット可のシェルターか、動物のホスピスをやりたいと言っていた。

 ロシアがウクライナに「全面侵攻」したというニュースをツイッターで見た。22日時点ではウクライナの一部地域を独立国として承認するというだけのニュースであり、今日の午前中時点では作戦の実行を宣言したというニュースであったのが、昼には「全面侵攻」だ。昨今の株安、コモディティ高はウクライナ危機の高まりと関係なく進行していたし、ウクライナの帰趨と関係なく進行することになるだろう。勿論、それらはパラレルな、相互に強化し合う、再帰的な関係にある。資源国で外貨準備高の豊富なロシアの強気な姿勢を支えているのは殆どスタグフレーションに近い、または近づいている世界経済の状況であるだろうし、ソビエト・ロシアの以前から穀倉地帯であり、今日では欧州への天然ガスのパイプラインが通る地でもあるウクライナの混乱はさらにスタグフレーションへの道を舗装する。