他律神経の日記

犬が好きです。

2024年2月1日 北欧の刑務所

 木曜日、曇り。昨夜、帰宅せずに出張先に前入り。取引先の奴らの朝が早い。北欧の刑務所みたいなホテルに泊まる。風呂に入る気力がない。じっと天井を見る。荷物が重いから本を持ってきていない。最近はKindleを使っている。本はブルジョワの物なんですわ。ご存知なかったか。コンビニで北欧の刑務所みたいな飯を買って北欧の刑務所みたいなホテルで食べる。朝、一瞬北欧の刑務所の看守みたいな奴らと会い、さらに北欧の刑務所への移送列車のような電車で別の出張先へ移動する。また北欧の刑務所みたいなホテルに泊まり、夜間の業務に備える。北欧の刑務所みたいな惑星の、北欧の刑務所みたいな列島の、指名手配犯のような俺。北欧の刑務所のエアコンもこれくらい乾燥するのだろうか。そうでないとしたらここは北欧の刑務所より酷いことになる。南欧の刑務所だ。これはヘイト・スピーチなのか。もう何でもいい。俺は塀のないアウシュヴィッツ強制収容所にいるのだ。俺は毎朝ジャンプさせられては、地面との距離を計測され、一定の値を下回ると銀歯と衣服の再利用のために穴の中に送られる。お前は俺がアナロジーを弄んでいると思っているが、そもそも言語はアナロジーの集合であり、俺は現実を確かに指し占めている。