他律神経の日記

犬が好きです。

2024年1月24日 俺は純粋に数学的な意味での一つの線だ

 水曜日、晴れ。死ぬほど寒い。寒すぎてキレそう。いや、もう、キレている。仕事には何のエピソードもない。その他にも、あるわけが、ない。家と職場の往復だ。俺はAとBを結ぶ、面積を持たない、純粋な線だ。だから歴史もないし、文化もない。俺にとっては世界は狭くなったのでなく、消滅したのだった。世界のあらゆる悲喜劇がこの線を越えて、何処かへと辿り着き、人を怒らせたり悲しませたり喜ばせたりするが、俺にはなんの関係もない。俺の夢は死ぬことで、そうしたら、恐らく何処へでも行けるし、誰にでも会えるようになるだろう。その時、世界は俺と出会い、俺は運命を知る。俺も怒ったり悲しんだり喜んだりできるようになる。魂はある空間を占めているはずであり、つまり体積を持っている。知っているはず。