他律神経の日記

犬が好きです。

2024年2月20日 不完全な認識能力が不完全な現実を作り出す

 火曜日、晴れのち雨。阿呆のようなスケジュールで働いており、実際もうかなり阿呆になってきている。だいたいもう火曜のことをよく覚えていない。だいたい月曜や、先週や先々週と似た苦痛があったということだけを覚えている。出張であらゆるところを転々としており、ビジネスホテルを利用して夜勤に従事し、10時になるとビジネスホテルを追い出されて街を彷徨ってから次のビジネスホテルに入ることを繰り返している。こうなるとまず街を彷徨わなくてはならないのがしんどいが、加えて、風邪をひくかも知れないので風呂に入るタイミングがない。だから風呂に入らずに脂ぎった身体のまま街を彷徨うことになる。人間の認識能力は低すぎて、こういう見た目の人間は概ねこうであるとか、そういった偏見を使うことでどうにか環境情報を処理しており、こうなると、私のような脂ぎった労働者は何処へ行っても歓迎されない。汚らしい貧乏人、ホームレスという具合だ。ホームレスの大変さをほぼ完全に理解しつつある。そして恐らくは、差別は、人間の生理現象であろうということを確信しつつある。彼らは最後の審判の日まで閉ざされた情報環境で偏見に基づき、殺し合うことになる。勝手にしやがれ