他律神経の日記

犬が好きです。

2024年2月19日 おうちに帰らせてください

 月曜日、雨。ホテルを追い出され、次のチェックインまで雨の中を彷徨う。俺が考えているのは、ただ、家に帰らせて欲しいということだけだった。俺は仕事を辞めようと思った。俺の中で最も重要なこと、神は存在するということについて、俺は考えられていなかった。家に帰らせて欲しい、仕事を辞める、それしか考えていなかった。それから神の次に重要な俺の家畜、俺の唯一の家族だが、そのことも殆ど忘却していた。俺はホテルに入り、語学をやり、神に祈った。俺は雨に濡れた臭いおっさんであり、そして、瞬間のヨブだった。神は確かに存在する。このことを忘却する大罪の前では全ての罪は些事であり、俺は旧ツイッターでの140字いっぱいの諸々の主張にも何も感じなくなっていた。