他律神経の日記

犬が好きです。

2022年7月19日 生きていないなら死にようがない

 水曜日、曇り時々雨。友人に誘われて某市へ行く。商いをやる計画があり、ロケーションを確認するとか何とか。ちょうど祭りもやっている。駅から出ると、平日、コロナ禍、雨天にも関わらず、それなりに人がいる。この人達はどうやって生計を立てているのだろう。よくわからない。もう誰も同じ世界に住んでいない。駅から、神社へ向かって歩く。大きなスーパーも、営業しているが駐車場は駐車禁止にして、解放していた。何という動員力。その近くにある車庫で、アウトドア用の折りたたみチェアとテーブルを出している家族がいた。ワンオーダー制。祭りの気配がない。古タイヤが車庫の奥で地面に半分埋まっている。さらに少し歩くと、ようやく神輿が現れた。誰もマスクをしていないし、子どもが何事か叫んでいる。もう全員好きに生きればよい。天気なんか狂ったままでいいんだ。大通りに屋台が並んでいる。その裏には小綺麗な店に、小綺麗な住宅。地方都市のシミュラークル。とはいえ、私の地元よりも金はありそうだった。ここまで東京から離れると、逆に観光資源を発達させられるのかも知れない。生命は必ず生きる道を見つけ出す。駅の近くに個人経営の書店もあった。殆ど眠りながら特急電車で帰宅。犬と散歩に出る。住宅街の中の、小さな公園。保護犬だと言う犬に会う。とても怖がりでいつもは散歩をすら嫌がるのだが、私の家の犬とは仲良くしていて、飼い主が喜んでいた。私は一頭の犬を殆ど救ったことについて私の犬を褒めたが、彼はあまり興味がなさそうだった。犬というのは何と偉大な生命体だろうか。